Nape Proケースを作りました|トラックボールを守るために決めた3つのこと

藤倉工房のNape Proケースに白と黒のNape Proを入れた写真

藤倉工房では、Nape Pro専用のハードケースを作り、販売を始めました。
持ち運ぶ間にトラックボールを押さないこと、毎日すっと出し入れできること、ケーブルをどう持つか選べることを優先して設計しました。
この記事では、何を考え、試作で何を変えたのかを紹介します。

結論|藤倉工房のNape Proケースで決めた3つのこと

  • 高さ:フタを閉めてもトラックボールが天井に当たらない高さにした
  • 出し入れ:試作で付けた本体の固定バンドは、出し入れしにくかったので外した
  • ケーブル:中に入れてすっきり収めることも、外側のバンドに付けてボールから離すこともできる

藤倉工房のNape Pro専用ハードケース、公式ショップで販売中

トラックボールを守る専用設計!

なぜNape Proのケースを作ったのか

筆者もNape Proを使っています。在宅勤務と出社勤務を行き来するので、出社する日はNape Proをカバンに入れて持ち運びます。Nape Proは2台持っていて、自宅に置いておく1台の保管にもケースを使っています。

Nape Pro用のケースには、Keychronの純正品もありますが、純正品はパームレストと兼用のタイプです。一方で、ケースだけを手頃な価格で欲しい人もいると考えました。

個人の方が3Dプリンターなどで作った専用ケースもあります。ただ、少しずつ作る方法だと価格は高めになりやすく、数をそろえるのも難しいだろうと考えました。
そこで藤倉工房では、Nape Proの実機をもとに金型から起こし、量産できる形で作ることにしました。金型を作ることで、1つあたりの価格を抑えて販売できます。

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こだわり1|トラックボールが天井に当たらない高さ

いちばん気を使ったのは高さです。Nape Proは本体の上にトラックボールが出ています。ケースの天井が低いと、フタを閉めたときにボールが押されたままになってしまいます。

そこで、Nape Proがスムーズに入る横幅・奥行きを取ったうえで、ボールが天井に当たらない高さにしました。外寸は横16cm・奥行き7cm・高さ5cmです。フタを閉めた状態でも、天井とボールの間に余裕が残るようにしています。

フタを開けた藤倉工房のNape Proケースに白いNape Proを入れた状態

こだわり2|試作で付けた固定バンドを外した

最初の試作では、ケースの内側にNape Pro本体を押さえる固定バンドを付けていました。中で本体が動かないほうが安心だと考えたからです。

ところが実際に使ってみると、バンドがあると出し入れがとてもしづらくなりました。検討した結果、固定バンドは思い切って外しました。

代わりに、本体の周りに高さのある縁を設け、内側をソフトな起毛素材にしています。バンドで押さえなくても本体が収まり、取り出すときはそのまま持ち上げるだけです。

Nape Proケースの内側。起毛素材と高さのある縁で、固定バンドはない

こだわり3|ケーブルは中にも外にも付けられる

Nape Proを有線で使う人は、ケーブルも一緒に持ち運びます。ところが、ケーブルをケースの中に入れると、巻いたケーブルがトラックボールに触れて押してしまうことがあります。

そこで、ケースの外側に伸縮バンドを付けました。ボールへの圧迫が気になる人は、ケーブルを外側のバンドに留めれば、ボールに触れずに持ち運べます。

ケーブルをケースの中に入れた状態と、外側の伸縮バンドに留めた状態

一方で、多少の圧迫は気にしないので全部中にまとめたい、という人もいるはずです。その場合はケーブルを中に入れて、すっきり収めることもできます。私はケーブルを中に入れて使っています。どちらにするかは使う人が選べるようにしました。

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レシーバーの置き場所と、ハードケースにした理由

フタ側のメッシュポケットはレシーバーに合わせた

Nape Proには無線レシーバーが付属します。小さな部品なので、カバンの中でなくしやすいものです。そこで、フタ側のメッシュポケットはレシーバーがきちんと収まる形にしました。USB変換アダプターなどの小物もここに入れられます。

フタ側のメッシュポケットに無線レシーバーを入れた状態

ソフトケースではなくハードケースにした

ソフトケースは、ほかの製品でも代わりになるものが多くあります。せっかく専用に作るなら、本体をしっかり守れるケースにしたいと考え、外側は硬いEVA素材のハードケースにしました。外はしっかり、内側は起毛素材でやさしく、という組み合わせです。

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仕様と価格

Nape Proケースの外寸(横16cm・奥行き7cm・高さ5cm)と主な仕様
項目内容
対応機種Keychron Nape Pro
外寸横16cm・奥行き7cm・高さ5cm
重さ約67g(ストラップ込み)
素材EVA・ポリエステル、内側は起毛素材
収納本体、フタ側メッシュポケット(レシーバー・USB変換アダプターなど)、ケーブル
開閉・携帯ダブルファスナー、外側の伸縮バンド、着脱式ストラップ
価格税込1,720円(2026年10月24日時点、藤倉工房公式ショップ)
購入先藤倉工房公式ショップ

筆者の使い方

私は、本体と無線レシーバー、ケーブルをすべてケースの中に入れて持ち歩いています。Nape Pro自体が小さいので、ケースに入れてもカバンにすっきり収まります。持ち歩いてみて、特に気になったところはありません。

購入者の使い方:フタを開けたまま使う

購入された方のレビューで、私が想定していなかった使い方を教えてもらいました。
フタが大きく開くので、ケースから出さずにNape Proを使えるというものです。その方は新幹線の中で、ケースに入れたままNape Proを使っているそうです。テーブルが小さい場所では、ケースごと置いて使うのもひとつの方法です。

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このケースが向いている人・ほかを検討したほうがいい人

向いているのは、Nape Proを職場や外出先へ持ち運ぶ人、ボールを押さずに収納したい人、ケースは手頃な価格で用意したい人です。2台目のNape Proを保管しておく箱としても使えます。

一方で、机の上でパームレストとしても使いたい人は、Keychron純正のパームレスト兼用ケースのほうが用途に合います。また、とにかく薄く軽い袋で十分という人には、ソフトケースのほうが向いています。

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Nape Proケースのよくある質問(Q&A)

藤倉工房のNape Proケースは、Keychron純正のケースと何が違いますか?
純正品はパームレストと兼用のケースで、藤倉工房のものは持ち運びと保管に絞ったハードケースです。パームレストとしても使いたいなら純正品、ケースだけを手頃な価格で用意したいなら藤倉工房のケースが選択肢になります。
Nape Proをケースに入れたまま使えますか?
フタが大きく開くので、ケースに入れたまま操作することもできます。実際に新幹線の中でこの使い方をしている購入者の方もいます。
Nape Proの有線ケーブルもケースに一緒に入りますか?
入ります。ただし中に入れるとケーブルがトラックボールに触れて押すことがあるため、気になる場合はケース外側の伸縮バンドに留めてください。
Nape Proケースの重さはどのくらいですか?
約67gです。
藤倉工房のNape Proケースはどこで買えますか?
藤倉工房の公式ショップで販売しています。価格は税込1,720円(2026年10月24日時点)で、ケースのみの販売です。Nape Pro本体やケーブルは付属しません。

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まとめ

藤倉工房のNape Proケースは、トラックボールが天井に当たらない高さ、固定バンドをなくした出し入れのしやすさ、中にも外にも付けられるケーブルの持ち方を優先して作りました。
金型から起こして量産することで、税込1,720円という手に取りやすい価格にしています。Nape Proを持ち運ぶためのケースを探している方は、検討してみてください。

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藤倉工房 Nape Pro専用ハードケース(公式ショップ)

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